一般的に、建物が複数の場合、個別の建物毎に冷暖房設備を設置する「個別熱源方式」ですが、これでは、各建物毎に異なる熱需要に応じて、それぞれの建物毎に熱源設備が必要となり、合計すると過大な設備が必要となります。地下の熱源設備や屋上の冷却塔などにも多くの面積を必要とします。

これに対して「地域熱供給方式」は、「地域冷暖房」とも呼ばれるもので、一定地域内の建物群に対して温水・冷水・蒸気等の熱媒を熱源プラントから導管を通じて供給するものです。

(熱源設備の熱製造能力21GJ/時以上の「地域熱供給方式」は、熱供給事業とされます。)

 

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